Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

黄色のお次は赤で。ラバーバンドのお次は紐で。



Sir NikeがRED(U2/Bono主宰)と組んでアフリカで起こっているHIVの危機を多くの人に知ってもらい、救いの手をさしのべるキャンペーン“Lace Up Save Lives”(編みあげて命を救う)を立ち上げた。
このキャンペーンのシンボルは赤い靴紐。4ドルでこの紐を購入すると利益の全額がアフリカをHIVから救うための薬の購入や教育に投資される。いつもながらキャンペーンに協力しているアスリート達は豪華な面子だ。ディエディエ・ドログバ、アルシャービン、コービー・ブライアントマリア・シャラポアなど、サッカーを中心にバスケ、テニスと幅広くパワフルだ。
また、プレミアリーグアーセナルvsマンチェスターユナイテッドの赤いユニフォーム同士のビッグマッチでキャンペーンを展開したり、トリノで行われたユベントスvsACミランでプレーヤー全員が赤い紐でプレーしたり、テニスのセレナ・ウィリアムズも赤い紐でプレーしたり、ロスでグラミー賞ノミネートバンドによるチャリティ・ライブを実施したりと、地域ごとに細かいプログラムも実施している。
自転車のランス・アームストロング基金に寄付することを目的とした黄色いラバーバンドといい、Sir Nikeはグローバルシンボルをつくって地球上隅々まで布教するのが極めてお上手である。並の企業が同じことを思いついてもこうはいかないし、真似しようとすると大きな火傷を負うことは間違いない。