Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

レーズンを餌にオラウータンに写真撮らせるって...


ソフトバンクの犬やアフラックの猫とアヒル。広告に動物は欠かせないが、このサムスンの動物活用法に対する驚きは尋常ではない。
今回、サムスンのキャンペーンにめでたくご出演なさったのはオーストリアの動物園にいるオラウータンの“Nonja”くん。33才女性。彼女は、絵を描くのが得意でニュースとして取りあげられた経験がある程、クリエーティブな才能がおありだ。ならば、その才能を別方向にも伸ばしてみませんか、と提案したのがサムスン。別の方向とは“フォトグラファー”である。
企画は極めてシンプルで、動物の習性を見事に“悪用”している。“Nonja”くんにサムスンのデジカメを渡し、彼が1回シャッターを押す毎にレーズンを差し上げるというもの。そして、その写真は“Nonja”くんのFacebookにアップされる。更に“Nonja”くんのFacebookに友達登録すると、抽選でデジカメまたは動物園の入場券が当たる。
この企画、既に相当なパブリシティを獲得していて、DailyMail,PopSci,Daily Times,Expressen,Metro に記事が掲載されている。
これ程サムスンのプロモーションに貢献していながら、もらえるのはレーズンだけ。まぁ、動物園がそこそこ儲けなさっているだろうが、これはプロダクションに搾取されるアイドルと似た構図ですね。
サムスンのキャンペーンサイトはこちら