Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

こうして発信された人の評価はリアルだろうか?


以前から気になっていた(6〜9月にかけて展開された)ロングランのキャンペーンが終了し、その結果がわかったのでお伝えしたい。
フォルクス・ワーゲン“Tiguan”の“People Reviewer”というキャンペーンで、“Tiguan”の楽しさを一般の人達に体験してもらい、ソーシャルメディアを使ってプロモーションしてもらおうというアイデア
まずは、Youtubeオーディションで9人のドライバーを選出。エントリーは1,019名に達したようだ。
次に9人を3人×3組に分け、1st〜3rd Heatを実施。方法は、各々に1週間“Tiguan”を貸し出し、“Tiguan”を目一杯楽しむアイデアを映像提案するというもので、今度はサイトビジターの投票によって各組のウィナーを決定した。クルマをパーティ空間として活用するなど、様々な楽しいアイデアが披露された。
1st〜3rd Heatを勝ち上がった3人は、オフィシャルカメラクルーと共に各地をドライブしながら、各々のドライバーが乗り心地を語る映像を撮影。再びサイトビジターによる投票にかけられ、33才の女性、Harrietさんがウィナーが決定した。
ウィナーには“Tiguan”が、投票したビジターにも抽選で4名に“Tiguan”の3ヶ月のテストドライブが贈られた。

キャンペーンサイト・ビジット:251,411
参加者(エントリー・投票):6,834
Twitter フォロワー:1,000以上
ビデオ視聴数:50,000以上
ソーシャルメディアへのリーチ:2,200,000

クルマのモニターとソーシャルメディアを連携した企画は今では珍しくないが、フォードとこのフォルクスワーゲンの企画は比較的初期だったと思います。この手の企画は「期間」が1つのキーポイントではないかと感じます。やはり4ヶ月間をユーザージェネレーテッド・オンリーで引っ張るのは難しいかも(内容にも寄りますが)。
また、人が実感を語ることで魅力がリアルに伝わるという企画の意図に対して、インセンティブがそうさせているというのも強く感じます。特に、この企画にアップされているいくつかのビデオでそう感じました。そのあたりも課題でしょうか。