Guerrilla
「ズンチャズンチャ」と重低音を轟かせながら都会を走行するクルマはご遠慮願いたいが、このロンドン名物の黒のタクシーのボディに67個のスピーカーを、天井に巨大なインディアンホーンを装着したキュートなルックスのクルマなら我が町にも歓迎したい。 Soun…
高所恐怖症の人間にとって高層ビルのエレベータはかなりの難敵。床や壁が軋む音が鳴る度にびくびくしている。よってこのLGの冗談のような仕掛けに遭遇した場合は生きた心地がしないだろう。 エレベータの床に仕込まれたLGのディスプレイの画質が極めて高いこ…
敵を追いかけたり敵に追われたり。その過程で想像を絶するスリリングな出来事に遭遇する。それがJames Bondだ。そして、そんなマインドは誰の心の中にも少なからず宿っている、というのが“Unlocked the 007 in you”なるCoke Zeroのキャンペーンのコンセプト…
Jordanブランドの契約選手であるChris Paul(L.A. Clippers)のニューモデル“CP3.VI”のプロモーション。 Venice Beachに40名の「Chrisそっくりさん」を集め、“Frozen”と題されたパフォーマンスを展開した。パス、ドリブルでバイクボーイをかわし、似顔絵を描い…
スパのシャワールームにボディソープやシャンプーを配置し、使ってもらうというのはコスメブランドのプロモーションとしては常套手段だけど、既に予定調和になってしまっていて「有り難み」に欠けるというのが現状では無いかと思う。 そんな状況の中、LUXが…
飛行機に搭乗するとフライト前に“Safe Flight”の為の説明がCAからなされる。しかし、それが妙にセクシーなCAによる“Safe Sex”の為の説明だったら何人かの人は「ドン引き」するに違いない。中には苦情を申し立てる人もいるだろう。 そんな事件が起こったのは…
世界中で模倣が続くベンダーキャンペーンの火付け役としてCoca-Colaがロンドン五輪でベンダー企画を実施しないハズは無いと思っていたけど、やはり「超巨大ベンダー」をロンドン市内に出現させていた。 とにかくデカい! ビル並のデカさ。ボトルが飛び出す勢…
中指と薬指を折り曲げるこのポーズはロッカー特有のものだ。そして、この真ん中の二本が折れ曲がったフォークは「ロックなフォーク」。 このフォークを提供しているのはサンパウロのレストラン。目をこらしてみるとMTVのロゴと番組タイトルがプリントされて…
メキシコの路上市場の屋台の左右両端にReanault Kangooのフロント部分とリア部分の書き割りをセットすると、大量に荷物を積み込んだReanault Kangooに早変わり。 屋台が密集しているエリアで実施しているので、屋台を営む人たちに対して絶好のアピールになる…
Coca-Colaの成功以来、ベンダー企画が後を絶たないが、この度、ミネラルウォーターの“Levissima”がミラノで使用したのはベンダーではなくショーケース型冷蔵庫。道の真ん中に置かれた冷蔵庫を勇気を振り絞って開けると、中からシャーベット状の氷を含む冷風…
「人は基本的に“M”だ」と誰かが言っているのを聞いたことがあるが、この企画を見て、まんざらでも無いと思った。 Fantastic Delitesなる豪州のお菓子ブランドが仕掛けた“Delite-o-matic”なる企画は、最近、急増中の「ボタン押してみろ系」「ベンダー系」の組…
梱包材の「プチプチ」は極めて中毒性が高く、一端始めると制止が利かない。この「プチプチ」の特徴を「グリップ力に優れた」タイヤのプロモーションに活用している。仕掛けたのはGoodyear(ブラジル)だ。 まずは、タブロイド新聞に「プチプチ+台紙」を挟み込…
10台の電気自動車が列を成して、エッフェル塔へと集結する。エッフェル塔から電気を拝借する為だ。充電中のエッフェル塔がキラキラ輝くというオマケ付きだ。 これはRenaultの電気自動車“Twizy”のプロモーション。エッフェル塔から電気を拝借するというのはと…
シンガポールの若者は時間にルーズであり、その為にデートの待ち合わせで男が長時間待ちぼうけを食らうことも珍しくないようだ。そんな問題を何とかする為に考えられたのが“DHL Friend Express”であり、宅配のDHLが時間厳守で配達することをアピールする為の…
100%フルーツジュースというファクトを伝えるのに果物の瑞々しいイメージを使うのは常套手段だけど、果物そのものをパッケージ型に成長させて、素知らぬ顔して店頭にディスプレイするというのはかなり思いつかない方法だ。 仕掛けたのはブラジルのフルーツジ…
いつものように地下鉄に乗ると“Copenhagen Phil”による生演奏が突然始まる。地下から地上に上がるタイミングで曲が盛り上がっていく所なんかとても良い。その心地よさが伝わるのかビデオ視聴も1週間で90万と凄い勢いだ。
見るからに汚く臭そうな部屋に「ファブリーズ」を吹き付け、目隠しをした女性を呼び込む。女たちはいい香りがするのでとても満足げだ。そして、目隠しをハズして種明かしされるとビックリ。「何よこの部屋!」...これは昨年話題になったファブリーズの実証的T…
世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」の会場の一角に設置された仮設トイレ。入ると嫌な臭いがし、一刻も早く脱出したい気分がするが、便意に負けて入らざるを得ない「あれ」だ。女の敵と言っても過言では無いだろう。 所が入ると、そこは豪華なパーソナル…
2年前の夏、とある大学にRedBullが詰め込まれた箱を空から落下させる“RedBull Air Drop”が行われた。箱を見つけた学生たちがRedBullを奪い、教室やカフェテリア、ドーム、Facebookで会話のネタになり、話題が拡散した。そしてこの度、その対象を6カ国55大学4…
オランダのドミノピザの宅配バイクは全て「電動スクーター」で、ほとんど音がしないそうだ。そのファクトをアピールする狙いで、ボイスパーカッション的にエンジン音を口ずさみながら宅配バイクでアムステルダムの町を走行したビデオがこれ。 「ドドドドドミ…
ファッション、ロマンス、カルチャー...パリの名物は色々あるけど、「悪しきドライビング習慣」というのもその1つ。例えば、縦列駐車の際には前後の車に多少当たろうが気にしない。 そんなパリジャン&パリジェンヌの行動に目を付けたのが「自動駐車システム…
世界各地で「幸せ発見キャンペーン」(Happiness Project)実施中のCoca-Colaが、シンガポールの大学構内にハグするとCoca-Colaが飛び出すベンダーを設置した。 何年か前にもNYCやLondonの大学で仕掛けベンダーを設置したことがあったけど、大学は寮や教室、カ…
ベルギーのとある小さな町に設置されたボタン。“Push to Add Drama”と記されたサインがあることから、押せばドラマが始まりそうだけど、なかなか押せない。そして誰かが思いきって押す。すると救急車がやって来て患者の積み込みに失敗したり、自転車と救急車…
一時は大ブームを巻き起こしたが、完全に下火になっていたフラッシュモブが久しぶりに返って来た。仕掛けたのはブレスケア・タブレットの“Tic Tacs”(Ferrero)だ。 場所はRouen(フランス)のとある広場。1人の男が通りすがりの人に道を尋ね、その質問に答え始…
ほとんど悪い冗談にしか思えないプロモーションがブラジルで行われている。Bar Auroraにギターの弦を取り付けた特注の男性用小便器を設置し、おしっこで音を奏でてもらおうという“Guitar Pee”なる試みだ。つまり、大ヒットゲーム“Guitar Hero”の指の代わりに…
日本は今、就職氷河期真っ只中だけど、恐らく世界のかなりの地域でも似た状況ではないかと思う。だからこそ工夫が必要なんだけど、メルボルンの学生であるGrinterと Spencerはかなり思い切った工夫をした。「脅しの手口」だ。 有名なクリエーティブディレク…
“F-cell”なるMercedes Benzが開発した水素エネルギーで駆動するエンジンを売り込むために、クルマのボディをLEDで覆い、クルマの向かい側に設置したカメラが捉える映像を映し出すことで周辺環境に溶け込ませて走行させた。 それにしても見事な迷彩ぶり。「環…
世界各地で“Happiness Strike”を展開するCoca-Colaがバレンタインにタイミングを合わせ、カップルだけにささやかなHappinessを提供した。 場所はイスタンブールのショッピングモール。ベンダーの前でカップルがハグしたり、キスするとCoca-Colaのボトルが無…
「あなたのノートPCのHDDを無償でSDD(HDDよりも処理スピードが速く、耐久性がある)に換えてあげます」と見知らぬ人から街で声を掛けられたら怪しんで足早に立ち去るのが普通だけど、それが事実なら、その「ナンパ」行為にのった人は「大ラッキー」だ。 これ…
人通りの多い場所で突然多人数で踊り出す「フラッシュモブ」が一時期流行した。しかし、突然「多人数でディープキス」という「フラッシュモブ」はこれまで見たことがない。 場所はロンドンの市バス。仕掛けたのはAXE/Lynx。この場に居合わせたらただただ赤面…