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Campaign, more than anything

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

車をカメラとして使う

最近の車には安全を確保するために多くのカメラが搭載されている。LAND ROVERには5機のカメラがついているそうなんだけど、その5つのカメラを強調するために"5×5 FILM PROJECT"を立ち上げた。これは、車を「カメラ」として使い、ストーリー映像をつくるとい…

ポラロイドバケツ

KFCが誕生して60年。数え切れない思い出がKFCのチキンバケツの周りで生まれてきた...というようなことを踏まえて開発されたのが"Memories Bucket"。バケツを囲んでみんなでチキンを食べながら撮った写真をすぐさまBluetoothを通じてバケツに送信。すると、ポ…

夏の間だけ宿泊できる「アートな眠り」

この夏、アムステルダムのアイブルフで、「アートな眠り」の体験イベント"URBAN CAMPSITE"が行われている。そこでは、デザイナーや建築家、アーティストなど14グループがイノベーティブな眠りを提案している。「アートな眠り」(Art Sleep Experience)ってコ…

Snapchatを使ったストーリーテリングの新しい波

ホラームービーのマエストロとして知られるEli RothとCrypt TVが今、ミレニアル世代に絶大な人気を誇るソーシャルメディア"Snapchat"でたった1分の殺人ホラーストーリーを展開した。そのストーリーの謎解きにはSnapchatユーザーだけが参加できる仕組みで、「…

車の外から情報をとるのではなく、内側から外へ発信

今の自動車って周囲の状況に対してかなりの察知能力があり、その情報をドライバーに知らせたり、ドライビングに直接反映させることで安全性を高めているけど、LEXUS(豪州)が試験的に開発したRCFはドライバーの心拍数をモニタリングし、電気に反応して発光す…

コンピュータが往年のバラードソングを熱唱

カラオケボックスでバラードを熱唱する友人を見て、若干引いてしまう私ですが、コンピュータが懐かしのバラードソングを感情を込めて歌う姿には感動すら覚えました。 "What do machines sing of?"は、Martin Backesが考案したコンピュータに感情を込めて歌…

骨伝導で音楽を聴くテーブル

南アフリカのとあるKFCには、いくつかの特殊なテーブルがセットされている。そのテーブルの天板には派手な画が描かれており、まずはその画の中の音楽再生ボタンに触れる。次に、所定の位置に両肘を置き、手のひらを耳に当てる。すると...音楽が聴こえてくる…

家電は人を幸せな気持ちにさせることができるか?

家電に求めることって、機能、デザイン...そんな所だと思うけど、"Involuntary Pleasures"は、毎日何気なく家電を使う中で、人を幸せな気持ちにすることを目指すプロジェクトで、企画したのはRoyal College of Artの学生 Ted Wiles。"Involuntary Pleasures"…

インスタグラムの写真を糸で再現する巨大マシン

6400個の糸巻きと36色・約907kgの糸を使って作られたこの巨大マシーンは、#F21ThreadScreenをつけて投稿されたInstagram写真を80×80の糸巻きで再現してくれる。謂わば、糸でできたピクセル画みたいな感じだ。 この大がかりなマシンを作ったのはブルックリン…

ビルボードを自然に帰す

「ハイウェイをアートギャラリーへ」とか言って、ビルボードをアート作品で埋め尽くす、「広告=悪」的アプローチは既に手垢にまみれた感があるけど、マサチューセッツ州のI-93とI-95沿いのデジタルビルボードで行われているBrian Cane(アーティスト)による"H…

良いストーリーがプロダクトを輝かせる

NIKEの新型シューズ"FLYEASE"のバックストーリーを語るビデオ。ちょっとジーンと来た。プロダクトの魅力をより大きく引き出すのは良いストーリーテリングだなぁと改めて思った次第です。 ことの始まりは2012年。NIKEの共同創業者であるMark Parkerが16才の高…

食糧危機の救世主 CropX

大規模な農地を効率的に耕す機械の導入や害虫に強く、単位当たりの収穫を高める品種改良など、農業の革命って、これまで色々とあったけど、いずれも水は十分にある、というのが前提だった。よって、ある地域ではこの水を巡って地域間紛争が起こるなんてこと…

デジタルパーソナルトレーナー

アメリカでは24時間オープンのチープなフィットネスクラブが増えている一方で、ウェイトトレーニングの正しいフォームを知らないことが原因となって怪我が多発しているみたいだ。かといってパーソナルトレーナーに依頼するとなると100ドル/h程度支払わなくて…

King by GRADES

TAICHI KIMURAが手掛けたMV"King by GRADES"。曲、アーティスト共に全く知らないけど映像は文句なしに傑作です。 出演している女の子(Laika Takasu)って、テレビでもかなり活躍しているダンサーみたいですが、踊り、動き、表情、アームバズーカの使いこなし…

ミュージアムのアトリウムに登場したビーチ

National Building Museum(Washington D.C.)の夏の恒例のイベント"Summer Block Party"の一貫として"The Beach"なるプログラムが実施されている。ビーチといっても、砂が敷かれているわけでも、プールがあるわけでもない。750,000個のリサイクルボールが930…

ユーザー以外からSiriに働きかける

スウェーデン政府は交通事故ゼロを目指す"Mission Zero"という野心的なプロジェクトを推進しているんだけど、トヨタがこのプロジェクトに対する賛同の意思を示すべく、"Sirious Safety Message"というラジオとSiriを使った企画を展開している。 これは最近問…

溺死事故を劇的に減らすかもしれないウェアラブルデバイス

夏になった途端に水難事故、特に「溺死」のニュースを大量に目にしますが、この手首に装着するウェアラブルデバイス"Kingii"は、溺死事故防止の切り札になるかも知れない。 IoTとか全然先鋭的なテクノロジーではなく、溺れてヤバい! と感じたら、手元のレバ…

歴史上最高のサーフィン広告

"World Surf League"のオフィシャルパートナーであるサムスンによるプロサーファー Gabriel Medina, Mick Fanning, Sally Fitzgibbons, Malia Manuelをフィーチャーしたビデオ"We Are Greater Than I."...ジーンと来るワードだ。個人主義やエゴはいらない、1…

インターネットで溺死

英国・アイルランド沖は波も荒く、また夏でさえも水が冷たいことから、不意に海に落下した場合、寒さのあまり手足が硬直し、動きがとれず、50%は溺死するらしい。たとえ、波が穏やかであっても"リップカレント"(沖に向かう強い流れ)が発生し、数秒で沖に流さ…

万引きするぐらいならポイントプログラム使った方がいいよ!

英国の百貨店"Harvey Nichols"の監視カメラがとらえた万引き~逮捕までの映像。かなりショッキングで思わず見入ってしまうんだけど、これは万引き防止のための見せしめ映像ではなく、Harvey Nicholsの"Rewards"(=ポイントプログラムApp)のPVだ。意味するとこ…

ウォータースライダーがブラックホールとして蘇る

新規投資を諦められ、朽ち果てていくテーマパークがある。そんな見放されたテーマパークでも、現代の技術やアイデアがあれば、巨額投資無しで延命・復活できるかも知れない。 ドイツのウォーターパーク"Bad 1"にあるウォータースライダーはどこにでもある老…

枯れ果てていく石油エネルギーの現実と再生可能エネルギー時代の到来を感じるキューブ

EUが支援する再生可能エネルギー推進団体"ACE for Energy"が再生可能エネルギーの必要性を社会に対して啓蒙し、ムーブメントを高めるために2013年に開催したオープンコンペティション"Imagine Energy"で最高賞を受賞した5 CUBE(by De Siún Scullion Architec…

社員を巻き込んでコンテンツを拡散させる

最近読んだ「明日のプランニング」(佐藤尚之著)に"社内の生活者に対してもきちんとコミュニケーションして共感を得なければならない"という一節があった。社員が居心地良さそうにしている会社は恐らく良い会社だと想像できるし、そういうイメージはソーシャ…

インスタグラムが殺すブランド、インスタグラムを活かすブランド

80~90年代に市場を支配したGAPが13ヶ月連続で減収を記録。GAPは年間のトレンドを予測し、デザイン・製造しているがこれが大きなネックとなっている。 対して、Forever21, H&M, ZARAの"Fast Fashion"勢はインスタグラムをはじめとするソーシャルメディアでト…

中国では場所・人・イベントの名前というのは他のカルチャーよりも話のネタになる傾向がある

海、青空、山、動物、遺跡...かつてはこれらの印象的な写真や映像を見せつけるのが観光キャンペーンの定番だったけど、"The Best Job in the World"(2009)あたりから、企画の質が大きく変わって、今ではそういった正攻法はあまり目に入って来ない。 "Great C…

与えられる分与えて、必要としている分だけ取る

先月、L.A.のUnion Stationの通路に貼り出されたボードに、行きかう人々が1ドル札をピンで留めていく。中には10ドル札、20ドル札の人もいる。そしてまたある人は、そのお札を取っていく。大抵は1ドル札を1枚、あるいは2枚取っていくが、中には取れるだけ取っ…