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Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

SXSWならぬSXSL。オースチンでインスパイアされたオバマ大統領がホワイトハウスでSXSWライクなフェスを開催

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今年3月、「SXSW」にオバマ大統領が電撃出演。「21世紀の市民は受け身ではなく、一人一人が出来ることを組み合わせて問題に取り掛かる時代」と力説し、クリエーターやアントレプレナーホワイトハウスが取り組んでいるチャレンジへの協力を呼びかけた。

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あれから半年。10月3日、SXSWにインスパイアされた大統領がホワイトハウス主催でSXSL(South by South Lawn)を開催した。South Lawnとは、ホワイトハウス南側の芝生広場。つまり、ホワイトハウスの敷地内でのフェスティバルであり、抽選でチケットを手にした一般人がフェスに参加できる。日本でいうと「首相官邸」で一般参加のフェスをするってことで、ホワイトハウスがいかに開かれた場所であるかがわかる。

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SXSLのテーマはアイデア、アート、アクションとあり、全てのアメリカ人が自分たちなりの方法で社会をより良くすることを目指している。

朝から晩まで、いろんなプログラムが展開されたんだけど、目玉は大統領、ディカプリオ(俳優)、Katharine Hayhoe(気象科学者)による気候変動に関するセッション。その後、ディカプリオが製作に関わったNational Geographicプレゼンツのドキュメンタリー映画「Before the Flood」が公開された。

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GurdianによるVRジャーナリズムプロジェクト「6'×9'」。今まだ残る「監禁独房」の悲惨さを体験でき、人権問題を世に問いかける。

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SXSLインタラクティブロゴ。TwitterでのSXSLに対する投稿をトラッキングして、ツイート内容に応じて色が変わる。子供たちの「デジタルものづくり教育」を推進する非営利団体「Digital Harbor Foundation」の仕掛けで、このモニュメントは子供たちが企画制作した。

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その他にも The Lumineers, Sharon Jones & the Dap-Kings, DJ Beverly Bond, Gallant, Black Alleyなどのライブや、「世界中にどうやってセンサーとデータと生産性を広めるか?」みたいなことが話し合われたり、学生向けのフィルムフェスティバルがあったり、ウェアラブルプロダクツの展示があったり、魅力的なプログラムが実施された。

そこで提供されるコンテンツよりも「世界一の権力者・大統領に会える」「ホワイトハウスに入れる」というのが最大の魅力。そこに足を踏み入れば、大統領の顔を見れば、伝えようとしていることに耳を傾けるし、その体験が新しい取り組みの起点になったり、その体験を人に伝えたりするのではないか。

YouTuberが伝えたSXSL。イベントの魅力が魅力が伝わってくる。

SXSLは1人1人の努力により、アメリカ社会でイノベーションを起こすことを目指しているが、同時にSXSLは政治手法のイノベーションでもあると思う次第です。