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adidas 新ライン"Odds"。パラアスリート向けに右2足・左2足のシューズを販売する痺れるアイデア

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TOKYO 2020。
リオ・パラリンピックにおける一部競技の凄まじい競技レベル、閉会式・東京プレゼンテーションに込められた強い意思を見る限り、4年後は史上最高のパフォーマンスで史上最大の注目を集めるパラリンピックになることは間違いない。
 
そこに至る大きな波に乗って行こうとadidas(インド)が"Odds"というラインを発表した。"Odds"とは「差異」「ハンディキャップ」との意味で、通常の「左右対になったシューズ」ではなく「右2足(または左2足)のシューズ」を販売する。つまり、"Odds"は義足アスリートに対する商品ラインというわけだ。

※商品はadidas Mana Bounce, 男性サイズ限定, チャネルはadidas India online store

 

 
 
パラリンピック開会式直後に発表(9月8日)するというタイミング、「No Athlete Left Behind」(区別なく全てのアスリートをサポート)というフィロソフィ、右2足(左2足)販売というシンプルで力強いアイデアに痺れる次第です。
 
対して、TOKYO2020のオフィシャルスポンサー・ASICSはこの分野で目立った動きはない。単にパラアスリートに対するセールスという意味ではなく、TOKYO2020に纏わる1つ目のブランドプロモーションのチャンスを逃したのではないか。
 
ASICS、ガンバレ。
 
(via ADWEEK