草木も生えない乾いた荒野が広がるだけの土地も見方を変えれば魅惑的な場所になる。
デスバレー(カリフォルニア州)。
1913年に56.7°を記録した世界で一番暑い場所。年間降水量は50mm。年によってはゼロになる、まさに「死の谷」。
怖いモノ見たさで一度ぐらい行ってもいいけど、滞在したいなどとは決して思わない土地「デスバレー」。しかし、見方を変えればそこはパラダイスになる、というのがこのAudiの仕掛けで、デスバレーを魅惑的な滞在場所に変えてしまっている。拠点となるのは「Rondolino Residence」。ラグジュアリーな別荘です。
しかし、ここでの最大の愉しみは、蜃気楼の向こうに拡がる地平線をクーラーの効いた贅沢な別荘から望むことではなく、この無限の荒野をAudi R8でぶっ飛ばすこと。デスバレーだからこそ、329km/hというアウトバーンですら出せないスピードでドライビングすることができる。
これがその快感を描いたTVCM。先のエミー賞でオンエアされた。
朝「コーヒー買ってきて! 」って嫁さんに言われることほど面倒くさいことはないけど、場所が変わればこれほど愉しいことはない。「草木も生えない乾いた荒野がただただ広がるだけ」というデスバレーの短所も見方を変えれば最高のドライビングスペースになるという視点が秀逸だ。
期間は9月24日まで。ブッキングはAirbnbです。値段は64,000円(一泊)です。但し、フィルムのようにコーヒーショップがあるかどうかは不明。
(via ADWEEK)