読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

人工知能弁護士

f:id:y_sequi:20160719191130j:plain

ピンチは大抵不意にやってきて、その瞬間、適切な対応が求められるけど、知識がないために悪い結果につながることが多くあります。そして、そんな知識を適切に提供してくれる相棒としてAIが期待されているわけですが、DoNotPayというAIを駆使した駐車違反アドバイス・アプリがアメリカで話題になっているそうです。

f:id:y_sequi:20160719200456j:plain

日本ではあまりピンときませんが、アメリカやイギリスでは不当な駐車違反切符を切られることがよくあるそうです。開発者であるJoshua Browderは、ロンドン界隈で30回以上駐禁切符を切られたことが引き金となり、DoNotPayを開発。「交通違反で罰金を受ける人は、ほとんどが社会の弱者。故意に法を破ろうとしていないのに、警察の収入源として利用されている」と語っています...マジですか。
 
駐車違反の際にはいくつか確認する項目があるらしく、切符を切られた時に、DoNotPayを立ち上げると、チャットアプリ風に確認事項が投げかけられます。例えば「標識はしっかり見えていたか」「周りに駐車スペースは十分に作られているか」といった内容で、ユーザーからのリプライを分析し、過去の類似事例など、異議申請に役立つ情報が即座に提示されたり、異議申請書類が完成するという仕組みです。
 
 
DoNotPayは21ヶ月でロンドンとNYCで1600万ドルの取り消しに成功。今秋にはシアトルで導入予定です。また、DoNotPayには「4時間以上遅延した航空券の補償」や「HIV患者の法的権利サポート」機能も搭載されており、現在は「シリア難民申請サポート」機能も開発中とのことです。
 
イギリスやアメリカは警察権力の乱用があるとはいえ、世界にはもっと酷い国があるので、そういう国の法律に対応した機能が上乗せされれば、世界がもっと良くなると思います。いい仕事です。
逆に日本ではあまり需要ないかと思います。痴漢の疑いをかけられた時に、弁護士に電話でき、アドバイスがもらえるという「痴漢冤罪保険」(月額590円)がありますが、アプリにするほどではないかなと思う次第です。