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Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

朝の目覚めにフレッシュな空気を一服...「空気ボトル」はミネラルウォーターボトル以来の発明品かも

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中学生か高校生の頃、「ハワイの空気」という小さな缶が売っているのを、偶然発見しました。確か、150~200円ぐらいだったと思うのですが、こみあげる好奇心には勝てず、買いました。そして、いろんな思いを巡らせつつ家に持って帰り、缶の蓋を開けましたが、当然、缶の中は空でした。一瞬「えっ」となりつつも、慌ててその缶の中の空気を吸ってみましたが、「わっ、ハワイだ」と感動するには至らなかったと記憶しております。

あれから30年。フレッシュな空気をボトルに詰め込んで空気の悪い地域で販売するビジネスがにわかにわき上がっております。世界全体で年間550万人が大気汚染によって生命を落としており、その大半を占める中国(160万人)インド(140万人)がターゲットになっているみたいです。「死にたくないだろ? だったら空気買おうぜ!」...こんな汚れた性根で美しい空気を販売しているのだと思います。

カナダ・ロッキー山脈のフレッシュな空気を詰め込んだ"Vitality Air"は昨年末頃、「中国を中心にかなり売れているぞ!」と話題になりました。1缶19カナダドル(1700円)で販売されております。

 

 

また、オーストラリアの起業家が立ち上げた"Green & Clean"は、Blue Mountains, Bondi Beach, Tasmania, Gold Coast...など、オーストラリア国内の採取地毎に商品展開しております。1缶19豪州ドル(1500円)弱で販売され、1缶につきだいたい130~140回深く吸い込むことができるそうです。

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"Green & Clean"曰く、原材料はゼロなので、一見ボロい商売のように思うけど、空気をパッケージするのはそんなに簡単ではなく、専用のマシンが必要になるそうです。

これら海外勢より以前から、中国国内ではビリオネアが350mlの空気缶を5元(82円)で販売しています。井崗山という地域で採取した空気とのことです。海外製と違ってプルタブ缶なので、一端開けると一気に吸い込まなければならないので、あまり役に立つような気はしません。また、都市部の中産階級には海外製の方が受けが良いのではないかと察します。

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空気ボトルって、緊急時の酸素ボンベとは違って、使い道は「朝の目覚めにフレッシュな空気を一服」みたいな感じだと思います。言うなればタバコやコーヒーみたいな感じでしょうか。そういう目的だったら、東京や大阪で売れたって不思議ではないような気がします。「空気が汚れた地域の人へ」となると、東京人には「関係ない」となりますが、「朝の目覚めにおいしい空気を一服」だったらありかもしれないと思う次第です。
高校時代にミネラルウォーターが新発売された時、「こんなの誰が買うの? 蛇口ひねれば水が出てくるぞ」って思ったもんですが、今では定番商品です。フレッシュな空気だって、そんな可能性がありそうな気がしますが。