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Campaign, more than anything

ミレニアル世代の要請に応える新サービス「Chime」。買い物のたびに端数の少額を自動預金したり、使いすぎを防止したり

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FinTech企業への投資の話題で持ちきりの毎日です。時代の要請にあった金融サービスの普及は望むところです。そして、「時代の要請」の1つはミレニアル世代の要請でもあります。アメリカのミレニアル世代はローンを奨励し、どしどし消費することをプッシュする伝統的な銀行(例えば、Chase, Wells Fargo, Bank of America)は好きではないようです。彼らは堅実で、家やクルマを買うために大きなローンを組むことに否定的だからです(アメリカのミレニアル世代にとっては学生ローンの返済もキツイみたいです)。これは少なからず、日本のミレニアル世代にも該当することだと思います。

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そういった伝統的な銀行に変わって彼らの心を掴んでいるのが"Chime"です。2013年に立ち上がった店舗を持たないスマートフォンApp銀行です。そんなChimeの特徴的なサービスとして、デビットカードを無効化する使いすぎ防止サービスやカスタマーセンターとのチャットサービス、ATM無料サービス(24,000+箇所)、残高が少ない場合に必要になる口座維持費や当座貸し越しのフィーが免除されるなど、いろいろあるのですが、1月に導入された新サービスが「なるほど」という感じです。

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「自動預金プログラム」(Automatic Savings Program)と題された新サービスは、デビットカードで決済する毎に端数を自動預金するサービス。例えば、49.5ドルの買い物をすると0.5ドルを預金し、まるっと50ドルの出費とする。そして、毎週金曜日にその週に預金した額を報告してくれ、年間で10%の利息がつく。

Chimeは現在、75,000アカウントを保有し、平均で月に35-45回のカード利用があるらしいです。Visa Debitとも提携していて、利用毎にフィーが発生するそうです。

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アメリカでも他には"Simple"っていうスマートフォンApp銀行が有名みたいです。個人間の無料送金機能、今いくら使っても大丈夫 かを確認できる機能、目標額に向けて毎日少 額を自動的に貯蓄する機能、買い物や飲食の 支出の履歴に写真やコメントも添えて管理する機能なんかが提供されています。

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日本でもメガバンクがミレニアル世代を意識したコマーシャルをオンエアしてますけど、ミレニアル世代の要請に応えるような目立ったサービスはあまり見ない気がします。金融界におけるDisruptionは、これから日本でも激化するんだろうと思いますが、お金のことだけにブランド力が気になったりします。しかし、Chimeのようなサービスはミレニアル世代ではない自分でも利用したいと思った次第です。

(via FORTUNE, The Millenial Disrupyion Index)