森の中に佇む大きな石の近くで焚火をたくとWi-Fiにつながる
森の中にポツンと佇む大きな石。重さは約1.5トン。歩き疲れた時に椅子替わりにするぐらいしか利用方法を思いつかない、一見普通の石だ。恐らく、近くを通り過ぎても、振り向くこともないと思う。
しかし、この"Keepalive"(生き延びる)と呼ばれる石には熱発電によって動作するWi-Fiルータが内蔵されている。
こうやって、石の角度を丁度いい具合にして、薪をくべて着火。
すると、Wi-Fiにつながり、サバイバルガイドのPDFファイルをダウンロードできるという仕掛け。完全なるアウトドア仕様のWi-Fi接続です。
制作したのはベルリンのメディアアーティスト"Aram Bartholl"。現在、ノイェンキルヒェン(ドイツ)にあるアウトドアミュージアム"Springhornhof"に展示されている。
"Keepalive"ってことは、遭難しそうな険しい山奥などに設置することを想定していると思うんだけど、アウトドアで自然から学ばずにテクノロジーに頼る現代人に対する皮肉かな? 兎に角、その辺の石を通じてWi-Fiにつながるなんて、何ともシャレたアイデアだと思った次第です。
(via Amusing Planet)