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現代版デジタル紙芝居オジサン

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自分が子供の頃は、毎日近くの公園に自転車の荷台に紙芝居をセットしたオジサンが現れ、オジサンが売るミルクせんべいを食べながら、友達と紙芝居を観たものだ。日本では、そんな光景を目にしなくなって長い年月がたつけど、欧州や南米では、その現代版とも言える形で蘇っている。

2台の自転車各々にプロジェクター、コンピュータ、スピーカー、バッテリーを搭載し、壁や木々、湖、歩道などにプロジェクションし、子供たちを楽しませるというこのプロジェクトは"Suaveciclo"と呼ばれており、手がけているのはVJ Suaveだ。

このプロジェクトは、ルクセンブルグ、ドイツ、ロシア、スロバキアのフィルムフェスやミュージックフェス会場で展開された他、ブラジルではブラジリア、サンパウロ、リオ、ポルトアグレブといった都市で展開された。
ビデオに、自転車をこぎながら、過ぎゆく壁にプロジェクションし、その後ろを大勢の自転車に乗った人々が追いかけるといった光景があったけど、何かいい感じだ。こういうことしながら、世界を巡るというのも悪くないな。