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どこにでもある親子のお駄賃コミュニケーションのデジタル版代替えアイデアを提案してビジネスに結び付ける

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皿洗いや肩たたき、掃除...で、親が子供にお駄賃をあげて、子供はそのお金を貯金箱にいれる...みたいなことは、今も世界中で行われていると思うんだけど、ASB Bankが提案する"Clever Cash"はそのデジタル版。親はお駄賃をあげる際、かわいい象のデジタル貯金箱に向かって、スマートフォンにインストールされたABSの銀行口座管理Appをスワイプするだけ。すると、貯金箱を通じて、貯金箱と連動する子供の銀行口座にキャッシュが貯金され、貯金箱にいくら貯まったかが表示される。

ビデオにあるように、親に手持ちの小銭がなくて、借用書を渡さなければいけなかったり、口約束になったり、結果、子供がもらいそびれたり...ということがなくなったり、子供がキャッシュレス社会や貯金について学ぶことができるのがユーザーメリット。一方、ABSにとっては、Clever KashをフックにABSで親子の口座開設が期待できる点が商売上手なところだ。
どこにでもある、お金に関する親子のコミュニケーションの中に、上手く銀行が入り込んで、代替え案を提案しつつ、商売につなげる。そのやり方こそ"Clever"です。