旱魃の状況によって水の量が変動する販売用ボトルウォーター
2012年の大旱魃により水不足が続くカリフォルニア。しかし、人々がこの問題をあまり深刻に受け止めていないみたい。ヒスパニック系が多くて楽観的過ぎるのかな?
そこで1人の学生が興味深いアイデアを提案している。彼の名は"Chris Onesto"。よくある啓発活動程度では元来楽観的なカリフォルニアの人々の心は動かない、というのがその考え方の根本で、現実に"California Water Company"という会社を立ち上げて、旱魃飲料水ボトルを販売するというのが、アイデアの根幹なんだけど、そのボトルの中の水の量が旱魃かの状況によって変動するという仕組みだ。
2012年をほぼ満タンとすれば、2015年は危機的状況。2016年は空っぽかも。
ボトルには、この危機的現状やとるべきリアクションについて啓発の文章がプリントされている。
広告ビジュアルや軍隊風の輸送用トラックのデザインも用意されている。人間の生活に不可欠な貴重な水の輸送だけに、強盗からの防御を意識した軍隊風の物々しい感じ。
NYの商品市場に乏しい水量で上場するというとんでもない構想もある。徹底的な現実化・自分事化。
現象に麻痺してしまった現代人を動かすのは徹底的な現実化...ですね。おもしろいアイデアです。
(via designboom)