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家電は人を幸せな気持ちにさせることができるか?

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家電に求めることって、機能、デザイン...そんな所だと思うけど、"Involuntary Pleasures"は、毎日何気なく家電を使う中で、人を幸せな気持ちにすることを目指すプロジェクトで、企画したのはRoyal College of Artの学生 Ted Wiles。"Involuntary Pleasures"は彼女の卒業制作であり、プロジェクトでは4つの家電製品がフィーチャーされている。

Victory Alarm Clock

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アラームを止めるためには2本の棒を持ち、2分間のビクトリーポーズをしなければならない。2本の棒に仕込まれた加速度センサが棒のポジションを認識し、アラーム時計本体に信号を送るという仕組み。このビクトリーポーズにより、テストストロンが増加し、逆にコルチゾールを減少させることで、ユーザーに自信を与え、ストレスを減少させる効果がある。

Hugging Toaster

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食パンをトースターに突っ込んでトースターをハグ。すると、圧力センサーが稼働して、トースターが機能する。ハグは、心拍数を低下させる一方で、ユーザーの脳内のドーパミンセロトニンのレベルを増加させ、快適さと幸福感を増大させる。

Smile Telephone

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電話のマイク&スピーカー部分にあたるミラーにユーザーの表情を認識するカメラが仕込まれており、ユーザーが電話をとるためには、ミラーに対してスマイルが求められる。ユーザーの脳内のセロトニンのレベルを増加させることで、ポジティブな自己イメージをつくる。(セロトニンの欠乏は気力だけでなく顔つきにまでも影響する)

Reflective Mirror

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「増幅反射」「歪み」のある鏡で瞑想的な効果を提供。それは、自己イメージについて考える瞬間であり、我々が経験するすべてが主観的な視点からのものであることをユーザに思い出させる。

プレゼンテーション映像があります。

家電を通じたフィジカルインタラクションで人をハッピーにする、という発想がオモシロイなと思った。
(via Ted Wiles)