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与えられる分与えて、必要としている分だけ取る

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先月、L.A.のUnion Stationの通路に貼り出されたボードに、行きかう人々が1ドル札をピンで留めていく。中には10ドル札、20ドル札の人もいる。そしてまたある人は、そのお札を取っていく。大抵は1ドル札を1枚、あるいは2枚取っていくが、中には取れるだけ取っていく人もいる。

このボードには"Give What You Can, Take What You Need"(与えられる分を与えて、必要としている分を取ろう)と描かれている。

このビデオクリップは一見、最近流行のマーケティングスタントに見えるが、これはTyler Bridge (Toolbox)のプロジェクトである。

Bridgeは「お金を与える人、取っていく人にジェンダーも人種も関係ない、ウェディングドレスを着た花嫁だって2,3ドル取っていった。見ればわかるけど、与えれば与えるほど人は笑顔になるし、手にした人は勿論嬉しい。テーマは寛大さと同情心。結局、人は誰だって良い日と悪い日を過ごしているし、ある時は助けが必要であり、ある時は助けの手を差し伸べられる。だから、私はどんな日でも愛を分かち合うことを思い出して欲しい」と語っている。今後、L.A.以外の都市でも、このプロジェクトを実施したいと考えている。

私たち都市に暮らす人間は毎日多くの人とすれ違うけど、ほとんどの人のことは気に留めない。そんな中で他の人に少しでも連帯を感じ、寛容さや同情心を持つことができれば、毎日はより美しくなる。シェアエコノミーは大きなムーブメントだけど、人が本当にシェアしたいのは「愛」であり、その内なる本性に従って生きていこう...というような感じだろうか。

(via Huffington Post)