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Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

1000人を徹底的にもてなす

Media

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先週末2日間、Bud Lightが"Whatever, USA"というイベントをCatalina Islandで開催した。映像を見る限り、何とも楽しそうなイベント。所謂「ミレニアル世代」を取り込むための努力だ。

Bud Lightはイベントに招待した1000人のミレニアル世代にその体験を発信してもらうためにSnapchatを活用した。因みにSnapchatとは...

モバイル端末で撮影した画像や動画に手書きのコメントやイラストを追加してメッセージ(スナップ)としてやりとりするソーシャルサービス。最大の特徴は、受信したメッセージを開封すると数秒(最長10秒)で受信端末からメッセージが削除されることだ。スクリーンショットの保存もできず行おうとすると送信者に通知されてしまう。

16-34歳のアメリカ人の60%(1億人程度)が利用し、1日20億回ビデオ再生されている。

Snapchatには逆に24時間消えない"Stories"という機能もある。

関連するスナップを1つの「Story」にまとめて送信すると、受信側は24時間はそのStoryを何度でも閲覧できるという機能。24時間経過すると、普通のスナップと同様に受信者の端末から削除される。例えば旅先でのスナップをStoryにまとめると、それらのスナップが時系列に表示される。

 この"Stories"はNYCのような都市のプロモーションとしても活用されているんだけど、Bud Lightは"Whatever, USA"の"Stories"を立ち上げ、そこに独自コンテンツをポストするのではなく、参加者に投稿をシェアする場として使ってもらったり、Snapchatのスタッフが参加者の投稿から良いコンテンツを選んで"Stories"の中でクローズアップする方法を採用。自分たちからあまり押しつけず、徹底的に参加者の遊び場をつくることに専念した訳だ。

そして、それらのストリームの間にBud Lightのジングル映像を挟み込んだ(アルコールブランドの年齢問題もクリアした上で配信される)。

Snapchatは1日のメディア料金が750,000ドル、1ビデオ視聴につき2centという価格帯なので、Bud Lightはイベント制作費も含めて相当な額を支払ったと予想される。
参加者1000人って一昔前の広告的な考え方から言うと、とても少ないような気がするけど、1000人に大金をはたいて徹底的にもてなして、彼らの言葉で"Bud サイコーッ"的な体験を同じ感覚を持つ人たちに広げる...特にミレニアル世代のようにテレビをあまり見ない層に対してはこれが1つの方程式なんですよね。