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高速で成長するIoTスタートアップTop5

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"The 5 Fastest-Growing Internet of Things Startups"という記事がTECH.COに出ていました。Mattermarkというリサーチ会社の発表を元にした今一番ホットなセクターの1つ"IoT"におけるスタートアップのランキングです。

#5: Edyn

ユーザーの庭の状況に合わせて、最適なケアの方法を提示してくれるスマートスプリンクラー"Edyn"を開発しているスタートアップ。デバイスを土に刺すと、センサーが土の温度や湿度、栄養状態といったデータを取得し、それらがWi-Fi経由でスマートフォンに送られ、ユーザーが土に合った肥料や植物などの情報を得ることができる。最終的には「どんな環境で何がどう育つか」世界中の情報をデータベース化し、食糧問題に貢献することを目指している。...ゴールが壮大。

Misfitは睡眠など人の快適な生活にフォーカスした4つのIoTデバイスを展開している。

Misfit Shine: コインのようなシンプルな形状のデバイス。腕時計のように手首につけたり、クリップでシャツにとめたり出来る。機能は睡眠時間とその質(睡眠サイクル、目覚め、心拍数、呼吸間隔、いびきなど)を検知、更にランや自転車、水泳の活動量も計測してくれる(当然、完全防水)。...コインデバイスをスマートフォン端末のスクリーン上に置いて、情報を転送したり、コインの上をタップして感覚的に操作する感じがとても新しい感じがする。

※Shineはチタン製で薄く、99.99ドルで販売しているが、廉価版としてプラスチック製"Misfit Flash"を49.99ドルで販売している。

Appのインターフェースはかなり良い感じです。

Misfit Bedit: シーツの下に置くことで睡眠状態をトラッキングできるガジェットとアプリのキット。Misfit Shineから睡眠機能を抜き出して、形を変えたデバイスだ。...この形は斬新です。

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Misfit Bolt: Bluetoothを通じてスマートフォンに接続し、Appを使って照明の色調をプロミングすることが可能な電球。Misfit Shine/Misfit Flash のデータを組み合わせることで、自分の睡眠パターンに合った最適の時間に目覚められるよう、照明を調整することもできる。

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iBeaconを使ったロケーション・ハードウェアとソフトウェア・プラットフォームを開発するスタートアップ。昨年、屋内ロケーション機能をiOSAndroidアプリに簡単に組み込める開発者向けツール"Indoor Location"を発表した。ビデオにあるようにシンプルな仕組みで、位置情報の基準点を設けるために4個のビーコン・デバイスを壁に貼り付けるだけでよい。

#2: Vessyl

飲料を分析する「スマートコップ」を開発。このコップで飲んだ物、注いだ量、その成分の内訳(カロリー、糖分、たんぱく質、カフェインなど)がAppに記録される。Appはユーザーの生体計測も行い、体内の水分量が分かるようになっている。...コップとはかなり盲点だけど、最近のヘルシー志向にピッタリ。

#1: JIBO

家庭用知能ロボット「JIBO」を開発するスタートアップ。JIBOには二つの高解像度カメラが内蔵され、ユーザーの顔を認識し、追跡。写真撮影や、臨場感あふれるビデオ通話が可能。更に、360°全方位マイクと自然言語処理で、部屋のどこからでもJIBOと対話できる。また、AIアルゴリズムがライフスタイルや好みを学習し、パーソナルアシスタントのように、積極的にあなたを手伝ってくれる。...こういうロボットってPepper然り、無条件に期待値が高いですね。ただ、ビデオほど会話が続かないとか、飽きるのも速いような気がする。

飲料やガーデニングなど、VessylとかEdynにはIoT分野の広がりを感じます。ここからの数年で人類がよってたかって、ありとあらゆるモノでIoTを実践していくプロセスを見ることは、かなり楽しい体験になると思います。