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エレベーターをテーマパークのライドとして見る

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911で倒壊したワールドトレードセンターの跡地にできる"One World Trade Center"は地上102階。グランドフロアから最上階までエレベータで1分弱の時間を要するんだけど、その間、退屈な同じ景色を見せ続けるのでは無く、1500年代から現在までの500年に渡るマンハッタンの景色の変遷をタイムラプスで見せてくれる。

1500年代は湿地帯や海。その後埋め立てられ、1800年ぐらいまでは低層の建物が徐々に密集していき、19世紀あたりからビルが筍のように生えてきて、あっという間に2015年へ。1963年には倒壊したワールドトレードセンター(北)もちらりと顔を出し、2001年に消える。低層階(=ビルが無い時代)から高層階(=ビルばかりになる時代)というエレベータの動きにぴったりのコンテンツだ。
エレベータを単なる移動手段としてではなく、テーマパークのライド的に見る発想がイカしてる。ワールドトレードセンターが現れては消えるシーンは少し涙ものだ。