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携帯電話を所有したことがないAppのUI/UXデザイナー

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スマートフォンどころか未だに携帯電話を所有したことがない...という人はごく希に出会う。但し、それがAppのUI/UXデザイナーだとしたら、かなりの驚きかも知れない。サンフランシスコでUI/UXデザイナーとして仕事をしているMatthew Rogersは今までに携帯電話の所有経験が無い。ただ、その"未経験"故にアイデアが湧き出てくるそうだ。

Ivan Cash(フィルムディレクター)がリリースした"Phone Life"ではそんなMatthewとスマートフォンと共に寝てスマートフォンと共に目覚める15才の少女・Tess Viegaとの考え方のコントラストを出す目的で作られた映像だけど、2人の間で共通項を見出すという予想外の結末になった。

Matthewが最後に「スマートフォン無しの暮らしによって何かを失っているような気がしない」と語ったのに対してTessは「馬鹿馬鹿しい話かも知れないけど、スマートフォンの中の人生の速度が速すぎてあたりを見渡すことすらできない。私は本当にスマートフォンと居たいのだろうか?」と、自分の中毒ぶりを懸念している。これは、人は本質的に四六時中スマートフォンと共にあることに心地よさを感じていないということだ。

この映像の結果も興味深いけど、Matthewが携帯電話所有経験無しで、どのようにUI/UXデザインの仕事をこなすのかの方が興味深いです。思考に制約が働かない分、良いアイデアが湧き出るのでしょうか...。