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Appleを辞めた社員がAppleが如何に素晴らしい会社かを行動で表す


彼の名は"サムスン"(Sam Sung)。アップルストアでこの前まで働いていた青年だ。"アップルでサムスンが働く"という何と皮肉な偶然だろうか。その彼がアップルストアのスタッフシャツ、ネームタグ、そしてその希少価値の高い名刺をセットにしてeBayでチャリティ販売している。

サムスンは"私はアップルで素晴らしい経験をしましたし、みんなにアップルで働くことを薦めたいと思っています。私はそのユーモアと社会問題を解決するという意識と共に私の古い名刺がアップルの熱狂的ファンに渡ることを願っている"と、語っている。
火曜日にeBayで競りに出されたサムスンの名刺、シャツ、ネームタグは現在80,200ドルに達しており、締め切りは8月15日となっている。売上は全額"The Children’s Wish Foundation"に寄付される。
一儲けすることも簡単だけど、それを敢えてせずに辞めた後もアップルの精神を継承して行動する。社員が辞めた会社の素晴らしさを表すという素敵な例です。広告による自画自賛も必要かも知れませんが、こういうのがリアルで響きます。

先月、アップルの社員がサンフランシスコのPride Paradeに参加して、多様性尊重を訴えていた光景も非常に好感持てました。アップルの場合、ビジネスでの力強さやクリエイティビティは世に広く知れ渡っていますが、こういったユーモアと優しさの証明は、広告では簡単でなく、よりブランドを強くするように思います。