Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

Airbnb 弄ばれたリブランディングの切り返し


去年、STARBUCKSやGAPなど、せっかく公開した新しいロゴタイプがファンの不評を買ったりして、ソーシャルメディアが普及した今、ReBrandingってかなり難しいなぁという感じですが、最近ではシェアリングエコノミーで話題のAirbnbも同じ憂き目にあいました。

色んなパロディロゴがインターネット上に出回りましたが、女性器バージョンは特に酷く、Airbnbの経営陣の心中察するに余りある次第ですが、その対策としてAirbnbSTARBUCKSなどのように新バージョンを素早くリリースするのではなく、別の方法で乗り切ろうとしている。

"同じ思いを抱える仲間と一緒につくりあげたこのムーブメントをひとつのロゴにしたい"とは思ったものの、よく考えてみたらAirbnbの体験はあまりにも人それぞれで、とてもひとつのロゴ、カタチで収まるものではないんですよね。
そこでここはみなさんにバトンタッチです。Airbnbを毎日つくって盛り上げてくださっている旅人とホストのみなさんに自由に作ってもらうことにしました。

ということで、オリジナルロゴを作ることが出来る"Create Airbnb"をオープンした。

そして、1人1人ロゴがあるだけでなく1人1人の物語もシェアとましょう...ということで、Airbnbでホスト/ホステスをやっている人の物語ビデオが公開されている。今後、投稿された物語を吸い上げ、次々にビデオ化していくようです。
韓国のホステス"Yaeri"の物語。彼女は客人に韓国料理を振る舞ったり、様子を見てパスタなんかもつくってあげる。米国での生活も長く英語も完璧。いや、こういうホステスなら泊まりに行ってみたい。若い頃にAirbnbがあったら利用しまくっていただろうな。

米国のホステス"Kepa"の物語。こんな素敵な庭のある家に泊まれるなんて。ホテルより全然良い。Kepaもとても人の良さそうな感じ。

クロアチアのホステス"Rada"の物語。自前のボートで周辺の島を案内してくれるなんて。とても田舎な場所というのも良い。

勿論、全てのホスト/ホステスがこんな調子ではないと思うけど、こういう素晴らしい物語見せられたら、ロゴのことなんてどうでもよくなるのでは? と思います。