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カンヌライオンズ2014〜Mobile部門


Mobile部門の受賞作品が発表されました。グランプリは...
Sun Block Ad(NIVEA)
子供を紫外線から守るUVプロテクトクリーム発売に連動し、雑誌"Veja"に付録を展開。Niveaの広告の一部を切り取ると、それが子供用リストバンドになる。このリストバンドはスマートフォンappとリンクし、端末から一定距離離れるとアラームが鳴る。我が子の年齢や癖に合わせて距離を設定し、親はビーチでゆっくりできる。
審査員長のJamie Robinsonによると、メディア・ツール・ブランドメッセージがパーフェクトに一致した例として評価されたようです。

その他、評価されたのが"Racer"(Google Chrome)
複数のモバイル端末を使って1つのレースが楽しめるゲーム。見るからに楽しそうです。


また、メディア部門で高評価だった"Kan Khajura Tesan"(Unilever)"A Trip Out To Sea"(Guy Cotten)の評価が高かったようだ。
Guy Cottenはライフジャケット・ブランド。その必要性を実感してもらう為に、インターネットで溺死を疑似体験するコンテンツをリリースした。溺死直前の手足をバタバタする仕組みはマウスのスクロール(スマートフォンappもあるようです)。全力且つ継続的にスクロールしなければ、たちまち溺れてしまう。一度体験すると、溺死の恐怖を実感できます(こちら)。

※追記:審査員をされていた清水幹太さんは"ALVIO"(QOL)を評価されていた。喘息の子どもが吸引器を使うトレーニングをゲーム感覚でできるアプリ。これを例にとってMobile Lions=毛細血管Lions(モバイルは人の生活のあらゆる隙間に入っていけるもの。人にはそれぞれ、その人だけの限られたシーンがありますが、モバイルであればそういう限られたシーンにも入っていける)と語っていた。なるほど。