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カンヌライオンズ2014〜Creative Effectiveness部門


Creative Effectiveness部門の受賞作品が発表されました。グランプリは...
Guilt Trips(V/Line)
V/Line(豪州の鉄道会社)による、過疎地に暮らす両親と遠く離れた都会に暮らすその息子・娘を結びつける企画であり、この企画のポイントは息子・娘に罪の意識を芽生えさせること。
"Guilt Ticket"(罪悪感券)なる親が購入し、息子に帰ってくるように促す鉄道チケットを発売。同時にどんなメッセージや振る舞いが息子・娘の罪の意識を喚起するのに効果的かなどを伝授するガイドブックなどを発行した。
この"Guilt Ticket"が400万ドルの収益をもたらしたこと、そして、先進国共通課題である家族問題にも貢献し、継続展開でブランド価値が向上した部分が評価されたようです。

継続的なキャンペーンの成果が評価されるこの部門は、Heineken, Axe, PepsiCoなど、ビッグブランドの受賞が多かったのですが、このような小さなブランドの受賞は初めてとのことです。
受賞したMcCann Melbourneは昨年""Dumb Ways to Die"を手掛けたエージェンシー。鉄道に強いですね。