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南米で一企業が問題地域の失業率を改善〜9割は好きだけど1割は嫌いなソーシャルグッド


グアテマラの18番地区は国からもラテンアメリカ諸国からも非常に危険な地帯と見なされている。よって、そこに暮らしているだけで、このエリアを支配しているギャングとの関係を疑われる為、企業が採用を拒み、80万人が失業状態にある。
そこで、この問題の解決に乗り出したのが、スナックブランド"Tortrix"。まずは18番地区のEmbassy(大使館)を設置。ネット上に...みたいな方法ではなく、実際にオフィスを立ち上げ、ヒューマンリソースのプロであるGiovanni Villagranをトップに起用した。そして、メディアや就職受入れ先や資金提供先として大企業を巻き込むと共に、スペシャリストをオフィスに配置し、就職希望者にアドバイスを提供したり、就職に必要な教育を提供し、第18地区の失業率改善に取り組んだ。

結果、15,000の就職希望登録数、3,000人の面接、800の新規雇用を実現。まるで国がするような取組みを一企業の発案で実施するというのに驚きました。ただ、ビデオの最後にメディア露出を自慢する部分がありますが、それを言ってしまうとソーシャルグッドではなく、PRの為にソーシャルグッドを装ったように感じるので、そのあたりは好きではないです。