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Campaign, more than anything

メディアの特性を活かしたメッセージの伝え方 from Brazil


"1秒間に300平米の森林が地球上から消失している"といった語り口は問題の切迫感を高める為のよくある手法だけど、環境関連の非営利団体"OndAzul"(ブラジル)が企画した"Nature Snap Facts"は、更にメディアの特性を上手く捉えた仕掛けだ。
"OndAzul"が活用したのは写真や動画を友人に送信でき、受信者が閲覧できる時間を最長10秒まで設定でき、その後は受信者の端末からもサーバーからも完全に削除される"Snapchat"。何でも蓄積・共有されがちなネット社会において、その「はかなさ」をウリにしている人気サービスだ。
この"Snapchat"を使えば「アマゾンの熱帯雨林が10秒間に4km2破壊されている」「10秒間に140,000リットルの下水がグアナバラ湾に流れ込んでいる」といったメッセージ映像がより深く伝わる。

こういう視点でメディアを見るのはとても面白い。Vineの6秒とか、活用法が拡がるかもです。