Panteneが語る女性の中にある普遍的物語

同じ行動をしても男と女では受け取られ方が異なる...そんな女性に対するバイアス問題に切り込んだのは'Pantene Philippine'。
男の上役は“Boss”と呼ばれ、女は“Bossy”(威張り散らす)と揶揄される。男がスピーチをすると"persuasive"(説得力がある)と称賛され、女は"pushy"(出しゃばり)と非難される。パリッとした男は"neat"(小綺麗)と呼ばれ、女は"vain"(うぬぼれが強い)と言われる。男が上着を脱ぐと“smooth”と言われ、女は“show-off”(見せびらかしている)と言われる...。
そして、最後に"Don't let labels hold you back. Be strong and shine"(レッテルに負けないで強く輝こう)

ブランド側ではなく女性の中にある普遍的な物語を語って共感を誘っている。カンヌで話題になった「あなたは自分で思っているより美しい」(Dove)みたいな感じ。「ストーリーテリング」ってやつだ。これからは普遍的な物語の取り合いになって、残り滓しか無くなった時、次にどんなメソッドが登場するんだろうか。