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自治体とクリエーティブが仲良くする時代〜市民の不満の声を吸い上げる「耳」


自治体に現状の不満や改善アイデアを届ける為には手紙を書いたり、メールを送ったり、たらい回し覚悟で電話をかけたり...という方法が一般的だけど、ソウル(韓国)では「語る」という手段がある。
この「耳」を象ったオブジェはYang Soo-inによる作品で、ソウル市長'Park Won-soon'の市民の声に耳を傾ける姿勢を強調するのに一役買っている。

ソウルプラザ前に設置されているこの「耳」オブジェ前を市民が通行すると「何か不満や改善アイデアは無い?」と、「耳」が市民に語りかける。そして、市民は「耳」に向かって現状の不満やアイデアを語ることでそれらを登録することができる。

また、ソウルプラザ内の市民ホールでは他の人が登録した不満やアイデアを聴くことが出来る。更には、モーションセンサーにより、人々がどのアイデアや不満に対して長時間耳を傾けているのかを計測することで、自治体が各々の問題に対する市民の関心度を把握することも出来るようだ。また、不人気なメッセージはサウンドギャラリー内で流れる音楽にも変換されるというおまけもついている。

最近、経営とクリエーティブが仲良くやっている例を散見しますけど、自治体運営にも役立ちそうです。