Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

予定していた旅をキャンセルし、予定外の旅に連れて行ってくれるルーレット


JFK空港のTerminal 8には"Heineken Departure Roulette"なるルーレットが週に2日間設置されている。
例えばあなたが東京へ旅する為にJFK空港に訪れ、このルーレットのボタンを押した場合、かなりの確率であなたの東京行きチケットはゴミ箱行きになる。つまり、このボタンは手持ちのフライトチケットを捨てる覚悟で押さなければならず、ルーレットの結果に従って行き先を変更しなければならない。
勿論、ルーレットの結果が事前に分からないことは言うまでも無い。
そして、今週火曜日、祖父母と共にウィーンへ6週間の旅に出る予定の男がルーレットにチャレンジした。引き当てたのはキプロス。速やかにキプロス行きのチケットと$2000の損失補填料、キプロスでの2泊分の宿が提供された。

これは1ヶ月前からHeinekenがスタートしたキャンペーン"Dropped"にヒントを得た仕掛け。"Dropped"はある男が目隠しされた状態で見知らぬ土地(アラスカ、カンボジア...)に連れて行かれ、Dropされ、とんでもない体験をするという「電波少年」的企画だ。
以下は、ギリシャ人のヨガインストラクター'Stavros'がカンボジアにドロップされる物語のEpisode1。

双方の企画に共通するのは「ハプニングを楽しもうぜ!」的なメッセージでしょうか。旅にハプニング求める派には垂涎の企画です。
※追記:
空港での企画に対して「自分もやってみたい」感のあるTweetをしたユーザーを直接訪問し、ルーレット企画を展開。最近、ソーシャルでの投稿主に直接働きかける企画が多くなってきたな。