Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

感情を脳波へ、脳波を音へ、そして音楽を創る


Smirnoffは「全ての人の心の中にCreator's Mindはある」と信じている。そんなSmirnoffが、Creator's Mindがあってもそれを形にしづらい境遇にある人が、その気持ちを形にするプロジェクトを立ち上げた。
“Mindtunes”と題されたこのプロジェクトの主人公は、音楽を愛して病まないAndy, Jo, Markの3人。いずれも障害を持っており、自由に自己表現できる訳ではない。このプロジェクトでは彼ら各々の感情から変換された脳波を音へと変換し、その音で1つの曲に仕上げることで、彼らのCreator's Mindを形にしようという試みだ。

しかし、一口に「脳波を...」と言ってもそのプロセスは非常に困難。個々人の感情の動きに合わせて、ドラム系など音のタイプを決定し、その割り当てられた音を感情をコントロールすることによって創り出し、録音する...そこにはかなりの集中力が必要で、Andy, Jo, Markの3人も相当疲れ切ったようだ。
DJ Freshにより最終的にアレンジが加えられ、完成した曲がこれだ。

曲が完成するまでの困難なプロセスはドキュメンタリービデオとして纏められている。

ビデオにもあるように、完成した曲はクラブでプレイされ、その曲に乗ってみんなが踊った。
更に、この曲はiTunesでチャリティ販売されており、収益金はQueen Elizabeth's Foundationを通じて身体の不自由な人を救う資金として役立てられる。
素敵な企画です。先端技術がこういう形で役立てられることは技術者にとっても満足度が高いのではないでしょうか。