Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

自分自身の個人データ売ります。


私達が毎日ネットサーフィンしている間、GoogleFacebookは私達から吸い上げたデータを活用して莫大な利益を上げている。一方で、ネットサーフィンしている私達の手元には一銭も入らない。
試しに私達が普段利用するWebSiteのポリシーをチェックすると、私達はきっちりとデータの利用を許可していることになっている。
これを理不尽であると考えたFederico Zannierは、自分のポリシーに背いて、自分のデータを販売しようと、2月以降、自分の行動データを蓄積した。
データの総量は7GB 44,964Files。2,800,855行のテキスト(本1500冊分)、2Miles 261Yardsに及ぶマウスポインターの動き、21,124枚のWebCam写真、19,920枚(1.7GB)のスクリーンショット、19,468Milesに及ぶ移動情報などが含まれている。
そして、彼が公開しているデータのVisualizationが非常に美しい。

  • 彼が訪問したWebSiteのキューブが空から落ちてくる。

  • 日毎のデータを集約し、クライアントがどの日のデータを買うべきか検討するのに役立つ情報

  • キーボードのプレス情報

  • 行動情報


詳しくは、myprivacy.infoで。
Federicoはこれらのデータ1日分(彼が訪問した70WebSites、500スクリーンショット、500WebCamイメージ、位置情報、ポインターの動き情報)をKickstarterで$2で販売している。現在、売上は$1,246(客数110人)に達している(Kickstarterは事業資金等を募る場なので売上という言い方は不自然だけど)。
Federico Zannierは現在はニューヨーク大学大学院の学生だけど以前はアクセンチュアシリコンバレー等の会社で働くかなりのスキルワーカーであったようです。
データで儲けるというよりも、Data Visualizationのスキルを売り込むなど、セルフプロモーションのきっかけとして考えているのではないでしょうか。それでもプライバシーを販売するのはかなり勇気が必要だとは思いますが。