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Campaign, more than anything

売れなくても良いのに販売するモノ


基本的に何かを「発売」というのは何かを「売る」為にする。しかし、希に「受け狙い」「ブランドイメージを強化する為のアリバイ作り」といった贅沢な予算の使い方をするケースがある。
最近ではAXE(プエルトリコ)が発売した“Morning After Pillow”。AXEをつけると寄ってくる美女を振り切る為の「フェイクボディ枕」といった趣向。Skinny, Body Builder, Tanned, Tattooed, Hairyとラインナップする念の入れよう。こんなもの誰も買わないだろう。


こちらはPizza Hutが発売したピザ生地の香りがするパフューム。昨年夏、Facebookでジョークとしてポストしたら過去最高のエンゲージメント・レートを記録したらしく、商品化に踏み切ったとのこと。だからと言って、売れないと思います。

何年か前にはBurgur Kingがハンバーガーの香りがするパフューム“BK Flame”を発売した。これは100%売る気の無い商品ですね。


昨年、AXEからリリースされた“Auto Romeo”なるiPhone Appsもダウンロードされない類のAppsだと思う。「浮気応援」を掲げるこのAppsは彼女の髪型や髪の色や長さ、誕生日など、その特徴を入力しておくと、自動的に愛を表現するメールを送信し、あなたに替わって女子たちをケアしてくれるというもので、ビデオを観る限り「四股」に対応している。
但し、悪いタイミングでメールを自動送信する等、トラブルも容易に想像できるので、実際にこれを使う男子が居るとは考えづらい。

これら全ては顧客以上に担当者が一番楽しい類の企画かも知れません。