Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

コロラド州でマリファナツーリズムを楽しむ


11月6日に行われた大統領選と時を同じくし、コロラド・ワシントン・オレゴンの3州でマリファナ合法化に関する州民投票が行われ、コロラド州ワシントン州で合法化が可決された(今後、連邦政府による抵抗は予想されるが...)。これにより、個人の大麻の所有(1オンス=約28gまで)及び使用、6株までの栽培・販売が可能となった。
コロラド・ワシントンの州市民は合法化に湧いている。

これを受け、早速登場したのが“Colorado Cannabis Tourism”と題されたこちらのビデオ。
Youtubeのビデオが削除されているのでこちらをどうぞ。

コロラド・でマリファナツーリズムを楽しもうという趣向のCMだが、勿論これは行政機関がリリースしたものではない。しかも、VolkswagenのTVCMをそのまま拝借したパロディだ。

全く同じ映像を使い、最後にマリファナ・マークとコロラド観光オフィスと表示するだけで、マリファナ・ツーリズムの広告になってしまう。これ以上に的確な表現のマリファナツーリズム広告は無いだろう。
実際、マリファナよりもアルコールの方が断然暴力犯罪に至る率は高いし、健康面ではタバコも相当害がある。マリファナは幻覚症状などが懸念されているが、それも適量なら問題無い。また、マリファナを含む麻薬撲滅に投下する莫大な連邦予算や地下経済の弱体化を考慮しても合法化は妥当な線ではないか。実際、合法化しているオランダよりもアメリカの方が遙かにマリファナの吸引率は高いし、1920年代の禁酒法は犯罪抑制を狙ったが逆に凶悪犯罪が500%増する結果となったことを考えても「許容」が好結果をもたらすように思います。