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ソーシャルメディアは犯罪捜査に役立つのか?


約1年前から驚異的な成長を見せているPinterestは、お気に入りのネイルデザインやファッション、カップケーキやウェディングアイデアを共有するのにピッタリなSNSだと言われているが、ペンシルバニアの新聞社“The Pottstown Mercury”がPinterest史上類を見ない使い方をしている。何と彼らのアカウントに“WANTED BY POLICE”なるboardを立ち上げ、「お尋ね者」の写真と罪状を公開し、市民からの情報を募集しているという訳だ。

現在、約900名の市民がフォローし、980の“Like!”を獲得し、60名の「お尋ね者」が公開されている。
結果、市民から目撃情報などのコメントが書き込まれている他、警察へのインタビューによると逮捕率が58%上昇しているようだ。

また、ポートランドの警察署はFacebookに「お尋ね者」の写真をポストして協力を求めるだけでなく、「逮捕者」の写真までポストしている。「逮捕者」の中には麻薬の密輸犯などの他に、昨年の“Occupy Portland”(Occupy Wall Streetポートランド版)における逮捕者の写真も含まれており、これについては相当な論争になった。
“The Pottstown Mercury”の例を見る限り、犯人逮捕に役立つ可能性はありそうなので、国内外の警察が本格的にソーシャルメディアを活用する日も近いかも知れません。個人的にはRepinしたい写真ではありませんが。