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Campaign, more than anything

トイレットペーパーに広告って、クライアントに提案できる?


見渡せば自分の周りには広告が一杯で、四六時中「買って買って」と迫られる中、数少ないホッとできる空間の1つがトイレでは無いだろうか。しかし、そのトイレにも遂に広告の魔の手が及んできた。
JordanとBryanのSilverman兄弟が開発した“Star Toilet Paper”なるサービスはトイレットペーパーに商品広告やクーポンを掲出するサービス。ミニマムオーダーは99ドルで20,000面。現在既に50社以上が広告主として契約済みで、この広告付きトイレットペーパーはデトロイトの公共トイレやスタジアム、レストラン、オフィスに無料で提供される。彼らにとってはコスト削減になる訳だ。

このサービスのタグラインが"Don't rush. Look before you flush."(あわてるな、流す前によく見よう!)。なるほど。「トイレのようなホッと一息つく場所だからこそ広告をじっくり見る」というのはありそうだ。イメージ的にあり得ないけど、リゾート地の旅行広告なんかは効くかも知れない。しかし、それ以前に、クライアントのロゴマークが人々の糞にまみれ、流されるような広告を提案する勇気が持てるかどうかが問題です。