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インフォグラフィクスビデオで楽しむ陸上男子100m


毎晩眠い目をこすりながら楽しんでいる五輪はライブ映像だけで無く、1896年から続く五輪各大会の記録との比較という形でも十分に楽しめる。New York Timesがリリースした陸上男子100m、水泳男子100m自由形、男子走り幅跳びの記録の変遷に関するインフォグラフィックスはかなり美しく、且つトリビアルな楽しみが含まれている。
陸上男子100mは、ボルトが今大会で記録した9秒63(五輪記録)に対して1896年大会でThomas Burkeが記録した12秒0はボルトの後塵を拝すること20m。全体を俯瞰で見ると記録は年と共に進化しており、用具やフィジカルトレーニングの進化がそのまま記録に繋がっていることが分かる。

一方、水泳男子100m自由形については、1896年に優勝したAlfred Hajosは今大会の記録よりも40mも後塵を拝していることになる。但し、当時は専用プールではなく地中海での開催であり、水も冷たく単純比較はできないが。全体的に見ると陸上男子100m同様に確実に記録が進化しており、このペースで伸びると2024年大会では、現在の記録が5m後塵を拝することになるようだ。

最後に走り幅跳び。この種目は他の2つと異なり、記録的な進化が無く、用具やトレーニング法の進化が記録にインパクトを与えづらい種目と言える。バスケットボールのコートと比較しているのはとても面白い。

New York Timesのデータの纏め方はいつも秀逸。データの視点とグラフィクスの美しさが素晴らしい。
New York Timesのページにはビデオ以外のコンテンツも用意されている。