Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

この広告は五輪スポンサーの権利を侵害しているのか?


五輪のような全世界が注目するイベントともなるとスポンサー料は数十億円規模であり、同時にその権利は強力に保護される。よって、五輪スポンサー以外の企業が広告目的でロゴマークは勿論「五輪」という言葉を使うことすら許されない。
では、このDurex(コンドームブランド)がロンドン市内に掲出した屋外広告はどうだろうか? 五色のコンドームで五輪のロゴマークを描いている。更には、“Usain - not every man wants to be the fastest in the world”(ウサイン、全ての男が世界一速くなりたい訳じゃないよ)というロンドン五輪の注目選手であるウサイン・ボルトを意識した洒落の効いたコピー。確かにコンドームには「家族計画」「HIV防止」以外にも「早漏防止」効果はある。
Durexは五輪スポンサーではないが、五輪サプライヤーという位置付けであり、選手村で愛を育むアスリートたちに無料で10万個以上のコンドームを提供しいる。しかし、サプライヤーという位置付け故に五輪ロゴマークの利用は許可されていない。
確かにこれはオフィシャルな五輪ロゴマークではないが...黒か白か微妙な所です。しかし、ウサイン・ボルトの名前の不正使用は黒だと思います。