Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

話題のフェイクビデオの真相


「人が鳥のように羽をバタバタさせながら空を飛ぶ」...先週Youtubeで公開され既に600万回再生されている話題のビデオだが、公開から程なくして制作者が「フェイク」であると認めた。そこで問題なのが、スポンサーがいるのかどうかということ。一時はPhilipsでは無いかという噂があったけど、これは間違った情報であったようだ。

個人的にはこれは間近に迫ったエイプリルフールの布石では無いかと思う。商材は「鳥の羽の構造を利用した電池や半導体」でクライアントは「バイオミミクリー」(生物模倣化学)のもの作り会社では無いか。というのも2年前のエイプリルフールにも同じような試みがあり、当時は「人が蝶蝶の群れに連れ去られる」というフェイクビデオを垂れ流しておいて、4/1に「蝶に連れ去られた男は蝶の羽の仕組みを応用した技術を研究所から盗んだ為に蝶の恨みを買った」という意味不明の記者会見があった。クライアントはQualcommで蝶の羽の仕組みを応用した省エネディスプレイ技術のプロモーションであった。(2年前のQualcommのケースはこちら)
今回のビデオの制作会社がオランダ企業なのでQualcommかどうかは微妙だけど、「バイオミミクリー」関連の企業の仕業であると考えられるのではないだろうか。4/1に注目したい。