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家族の再生


マレーシアの米の製造・販売会社“Bernas”が中国市場向けにリリースしたヴァイラルビデオ。昔は可愛い子供だった息子が大きくなるにつれ、夜遊びするようになり、怒る親父と喧嘩し、家出する。昔、日本の青春ドラマで頻繁に描かれた話が今の中国の社会的テーマになっているようだ。「家族の再生」。世界中どこでもテーマは同じなんだと思いました。

ここまで露骨な表現では無いにせよ、米国や日本でも「家族の再生」をテーマにしたTVCMをよく目にするけど、「茶の間を破壊し、個人の時間を持つことがいかに良いか」を啓蒙したのは企業であり、それは「車やテレビ=一家に一台」より「個々人が車やテレビを持つ」方が単純に数がはけて企業が儲かるからだ。なのに今改めて「茶の間破壊者」たる企業が「家族の再生」を語るのはかなり奇妙だ。