Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

飛行機の中に幸せがやって来た!


2010年、NYCロンドンの大学のカフェテリアにサプライズ・ベンダーを設置し、大成功したことから端を発し、2011年に入ってから“Where Will Happiness Strike Next?”(幸せは、次にどこにやって来る?)と称して、世界中で「幸せ発見サプライズキャンペーン」を絶賛展開中のCoca-Colaの新展開。

これまでは、大きなボタンのついたHappiness Truckが街中を走り、ボタンを押すとコーラやグッズが出てくる(日本でも現在実施中)仕掛けや、友達と協力し合わないとボタンを押せないドデカ・ベンダーCVSでコーラを購入すると店内に花吹雪がまったりするという仕掛けだったが、今回は飛行機を利用するというかなりダイナミックな仕掛けだ。
これはメキシコのCoca-Colaによる企画で、飛行機(vivaaerobus.com)の全ての座席の天井に“Despierta La Magia”(マジックタイムが始まるぞ!)と記された大きなボタンを設置。思い切ってボタンを押すとCAがコーラのボトルやグッズが入ったクリプレを座席まで持ってきてくれるという趣向。みんながボタンを押し、全てにプレゼントが行き渡ったところで、客室内が暗くなりCoca-Colaのサンタが登場して大盛り上がり。更に、現地に到着するとCoca-Colaキャラクターの「シロクマ」がタラップまでお出迎え、そしてコックピットからサンタが手を振り、バッゲージにはCoca-Colaのタグがついているという念の入れよう。
飛行機の座席に「ボタン」を設置するという発想力と実現力が凄い。飛行機だけに「押してはいけない」と思う気持ちが働きつつも押してしまう所が妙手ですね。