Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

エージェンシーの役割、業務領域は確実に変化している、というのがよくわかった。


もし、あなたがエージェンシーの社員として、クライアントに「新しい電子レンジを発売するんだけど、新しい所は何も無いんだ」と告白されたらどうするだろうか? ほとんどの場合は、ユニークでインパクトのある広告をあらん限りのチカラを振り絞って考えるだろう。しかし、Del Campo Saatchi & Saatchi(Buenos Aires)はそのクライアントであるBDHに広告では無く、新機能を提案した。
温めたり、解凍している間、音楽が流れる“Quick Cheff Music”というのがそれ。USBポートを実装し、好きな音楽を楽しめるようになっている。限定1000台で販売したら1週間で完売したそうだ。

エージェンシーの役割、求められる業務領域は確実に変化している、ということを証明するようなケーススタディではないかと思う。商品開発にエージェンシーが参加するケースが時々あるけど、もっと増えても良さそうだ。
本業のTVCMでも3パターンが用意されているんだけど“California Dreamin”“Raining Men”“I Will Survive”と、どれも渋すぎる選曲だ。