Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

即興フィギュアを宇宙へ連れて行く


オブジェクトの輪郭情報を入力するだけで、瞬時にフィギュアをつくってしまうマシーンの開発メーカーである“MakerBot”の創業者がTVトーク番組“Colbert Report”に出演した際、「宇宙に番組パーソナリティのColbertのフィギュアを連れて行く!」と宣言。実際にバルーンにフィギュアと撮影用のカメラを装着し、宇宙(が見える場所)に連れて行った。ひょっとしたらその模様が番組で取り上げられるかもわからないし、少なくともColbertが番組で話したり、ソーシャルメディアで話すことぐらいはあったと思う。セオリー通りのPR展開だ。
それはそうと、このフィギュアをつくるマシーンがとても面白い。フィギュアと言えば職人仕事であり、日本のお家芸でもあるわけだけど、そのクオリティには遠く及ばないとしても、簡単にできてしまうのがいい。最近はノベルティのネタ切れというのもありそうなので、こんなフィギュアをつくってあげるというのもいいかも知れない。

そう言えば、MakerBotでは無いけど、イベント的にこのシステムを使っている企画を思い出した。勿論、その場で輪郭情報を収集して、フィギュアをつくって差し上げるという趣向だ(こちら)。
また、宇宙に連れて行くアプローチもここ数年よく見かける仕掛け。“Toshiba Space Chair Project”“Android in Space”“Samsung Space Planes”なんかがその代表格で、サムスンが最近実施した“Space Balloon Project”は日本でも馴染み深い。「宇宙へ何かを連れて行く」というのも、そろそろ珍しくなくなって来たので、次は宇宙に到達したモノに何をさせるか(サムスンの企画はGallaxy S2にメッセージを表示)、という方向に進化していきそうです。