Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

キャンペーンのストーリーを多少歪めても誰も気づかない


Dieselがかねてから実施している「バカの島」“Diesel Island”の憲法制定をミュージカル風に描いたヴァイラルビデオ。「トラブルメーカーは牢屋に入れるべきじゃ無い」「学ばないことは学ぶこと同様重要だ」など、例によってとんでもないことを声高らかに歌い上げている。
半年前の「独立宣言」によりこのキャンペーンがスタートして以来、住人(オンラインコミュニティ参加者)募集とか、IbizaDiesel Islandに見立てたお披露目イベント等を展開してきたけど、ここに来て「憲法制定」って少し時間的に逆戻りした感があり、作り手側の手詰まり感を感じます。Dieselのような「振り切った」キャンペーンって、ガイドラインもはっきりしていて、アイデアも出しやすいような気がするけど、当然のことながら物語を継続させるというのは大変なんですね。一方で、オランダ、ベルギーあたりでは、「みんなで夏のDiesel Islandへ遊びに行く」という趣向のTVCMがオンエアされている。こういうのが混じると、「建国」からの物語の流れを大切にするというよりは、“Diesel Island”というコンセプトにフィットすれば何でもイイよ!って具合になっているのかなと思う。確かに、業界以外の人がキャンペーンのストーリーの辻褄が合わない!って突っ込んだりすることなんかありえないですからね。

Diesel Islandシリーズ: 1,2,3,4