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ピタゴラを「擬人化」して「成長」させる



昨年秋のDutch Design Weekで初めて公開された“Melvin the Machine”なるかなり大がかりなピタゴラ装置。但し、このピタゴラはよくある「それ」ではなく、ピタゴラ自体が意志を持つ存在とのこと。コンピュータに繋がれ、3箇所にセットされたカメラでオーディエンスの写真や映像を撮影し、FacebookTwitterにBlogに自動的にポストしたり、メッセージを送ったりすることができるようだ。また、コンピュータから解き放たれた状態でメッセージ付きバルーンを大空に放ち、見知らぬ人から返信メッセージを受け付ける、というような取り組みやMelvin Goodsの販売も行っているとか。要するに「ピタゴラ装置」を単に「作って、見せて、壊す」のではなく、「擬人化」して「成長」させようというかなり野心的な試みだ。ビデオの最後で火が出て失敗するシーンなんかは、「成長過程であること」や「人間らしさ」みたいなものを見せているのかも知れません。
誰もが愛する鉄板コンテンツ「ピタゴラ」そのものをブランド化するって、ちょっと思いつかないアイデアだと思う。どうやって存在感を継続化させるか興味あります。