Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

メガシティのイメージを借りてキャンペーンを張る




2008年のL.A、2010年のBrooklynに次いでABSOLUT VODKAがSan Franciscoバージョンのボトルをリリースした。当然、SFの価値が上がれば上がるほど、商品の価値も上がるわけで、シティプロモーション的なキャンペーンを繰り出してきた。“Make My Video”と題されたこのキャンペーンはSFの23地域をフューチャーし、Facebookアプリを使ってユーザーが選んだ地域のオリジナルビデオ(ユーザーが希望するOne Wordが様々なシーンに登場)をつくってくれるという仕掛けだ。そもそもSFが街として魅力的な上に、骨格となるビデオのクオリティが高く、“My Video”の所以となる“One Word”の入り方も「手書き」風のものが含まれており、風景と解け込んでいてリアリティがあり(無い所もあるが)、ユーザーとしては結構テンション上がるのではないか。
今回のABSOLUT VODKAのキャンペーンのようにタレントのイメージを借りるような感じで「メガシティ」のイメージを借りるケースというのは、Nikeadidasなんかでも見たことがあるけど、都市が持つ多様な側面をブランド価値に還元できるという点ではかなりイイのではないかと思う。ただ、このようなケースで、契約料なるものが発生するかどうか、知りたいところです。
※ちなみに、“Campaign_Otaku”でもビデオをつくりたかったんですが、字数制限があり“Camp_Otaku”でつくってみました。フューチャーした地域は、Richmond & Sea Cliffです。どうぞ