Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

30種以上のエンディングを持つインタラクティブドラマ



3ドアか5ドアか、とか、スポーティかラグジュアリかなど「クルマにはいくつかの選択があり、その選択によって人生が変わる」とでも言いたいのだろうか、Range Roverがリリースしたインタラクティブドラマ“Being Henry”は、ユーザーの選択によってストーリーが変わる仕掛けとなっている。Henryとは主人公の名であり、“Being Henry”とは、Henryになりきって、ストーリーを展開させよう! ということである。
今までもこの手のインタラクティブドラマはたくさんあったけど、大抵の場合、ストーリーの途中で画面が静止し、あなたはどちらを選ぶ? という選択肢ボタンが登場するパターンなんだけど、これは画面の主人公をドラッグして進む方向、行動を変えさせるなど、より自然な形で「選択」という行動を映像に組み込むよう配慮されている。そして、お婆ちゃんに撃ち殺されたり、巨漢の黒人男子とダンスを踊るなど、実に30種以上のエンディングが用意されているようだ。
残念なのは、1つのエンディングを迎えると、また最初から始めなければ別のストーリーを体験できないこと。1つ前、2つ前の選択場面に戻れるようにしてくれれば何回でもトライするけど「最初から」だと少々辛いです。インタラクティブドラマの骨法の1つかもしれません。