Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

画面に指をそっと当ててビデオを観ると楽しい


何とも「子供じみた」「突飛な」手口なんだけど、それが私のツボなのか、唸ってしまいました。その唸らせるキャンペーン“Touch the Rainbow”をリリースしたのはSkittles(カナダ)。Youtubeビデオを観ながら画面に映るSkittlesの粒に指を当てるだけ。ただそれだけで面白いことが起こるという仕掛け。
Skittles Giri:顔面にSkittlesの粒が貼り付いた女子。粒に指を当てると「そんなことしないでよ!」と女子にお叱りを受ける。締めの言葉が“Heartbreak the Rainbow”(失恋)。うまい!

Cat:粒に指を当てると、猫にペロペロ舐められる。そして締めは“Lick the Rainbow”(舐める)。わかりやすい!

Cage Cop:自分の指でSkittles強盗の逃走車をブロック。締めは“Reunite the Rainbow”(最後には警官と強盗が仲良くなる)。

War Finger:指を当てると機関銃が掃射し、最終的には「指」の息が絶える。締めは、“Outlive the Rainbow”(生き延びろ)。

Hitchhiker:このケースのみ親指を当てる。つまり、あなたがヒッチハイカーという設定。そして、ヒッチハイカーが死ぬほどお好きなご様子のローラースケートを履いた変なおじさんが登場する。締めは“Ride the Rainbow”(クルマをつかまえろ)。クルマじゃなくてローラースケートってのが洒落が効いてる。

ポインターを合わせるとかじゃなくて、指を当てるという、PCの前でいつもしない行動をわざわざさせるという発想が面白い。いつもと違う動きを強いることが、逆に経験として残る可能性を強めているのではないかと思う。「猫」は特にわかりやすいです。