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1インチ四方の土も無い島の子供たちとフットボール


1986年メキシコワールドカップで盛り上がったタイ南部の“Koh Panyee”の子供たちはフットボールチームをつくりたいと考えた。しかし、この島の人々はフローティングビレッジに暮らしており、フットボールをプレイする為の土のコートなど全くない。そこで考えたのは木材の切れ端をつなぎ合わせてフローティングコートをつくること。釘なんかも飛び出ているこのコートで毎日日が暮れるまでフットボールに明け暮れた子供たちは、やがてワンデートーナメントに出場し、快進撃を続け、準決勝後半ではスパイクを脱ぎ捨てて雨の中プレイしたものの惜敗し、3位。これ以降、タイ南部の大会では優勝の常連チームとなった。
この感動的な物語は全て実話で、タイ最大のリテール銀行“TMB Bank”が自社のビジョンである"Make The Difference"を発信する為にリリースしたヴァイラルビデオだ。工夫を重ね、壁を乗り越え、喜びを得ることがいかに人間の本性であるかを物語っていると思います。いい話です。