Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

世界初、ドキュメンタリー映画のプロダクトプレースメント



30日間に渡って、毎日3食マクドナルドのハンバーガーしか食べなかった場合、身体はどう反応するのか? を描いたドキュメンタリー映画“Super Size Me”を5,6年ほど前に観て衝撃を受け、その後数年間マクドナルドに出入りしないということがあった。この“Super Size”とは、米国でバリューセットを注文すると、あと80セント(だったと記憶している)支払うだけでミニバケツのようなカップでドリンクが飲めるというサービス(僕も何度も薦められたことがありますが驚愕のサイズです)で、映画はマクドナルドの「不健康の押し売り」を痛烈且つ実証的に非難する内容であった。
そして、その“Super Size Me”の監督であり、30日間ハンバーガーを食べ続けたMorgan Spurlockが新作“POM Wonderful Presents: The Greatest Movie Ever Sold”を4/22から公開する。この映画のテーマはプロダクトプレースメント。これはハリウッド映画やテレビで多用されている広告手法だけど、このプロダクトプレースメントの裏側を追跡するような内容になっているそうだ。Morganのことなので、「きっと辛辣な内容なんだろうな」と想像するんだけど、驚くことに数社のスポンサーがこの映画をサポートしている。“POM Wonderful Presents”とあるように、食品企業の“POM Wonderful”の他、HYATT, Old Navy, MINIなんかが名乗りを上げている。観るのが楽しみですが、日本での公開は未定とのこと。
メディアリテラシー教育が発達している欧米なんかでは受ける映画ではないかと思うんだけど、そうでない日本ではどうでしょうか。これがきっかけで、メディアリテラシーへの注目が集まる可能性もあるかもしれません。
※“Super Size Me”トレーラー

※(追記)“The Greatest Movie Ever Sold”のトレーラーがリリースされた。